近年お金に関する考え方(物欲の低下・お金より内面的な価値を重視)が変わってきています。
それでも資本主義の中ではお金が無いと生きていけませんし、お金がたくさんあって困る人はいません。
お金が十分なくても
「好きなことを好きなようにする」生活は可能かと思いますが、
お金があればもっと
「ストレスなく好きなことに没頭出来る」はずです。
そのためにお金を得るための行動を起こさないといけません。
そこで、資産を築くために何をすればいいのか?
始めるにあたり障壁が低い方法は何なのか?
について話を進めていきます。
答えは有価証券(株式)に投資をすることです。
お金を増やす手段
最初にお金を増やす方法を整理します。
大きく2つに分けられます。
①年収を増やす
②投資してリターンを得る(お金に働いてもらう)
ほとんどの人達の発想は、年収を増やすことに注力しています。
賞与・出世・昇進・転職を通じて給料アップを目指すという流れです。
この考え自体は間違ってはいません。
ただし年収を増やすといった発想だけでは資産家(金融資産1億円を資産家と定義)になるのは難しい事実を認識すべきです。
給与が増えれば増えるほど、税金が高くなる
まず年収を増やしてもなかなか資産家になれない理由の1つに、日本では税金が高すぎるということが挙げられます。
所得税、住民税、社会保険料、すべて含めると相当な金額を国に払わなくてはいけません。
例えば所得税は累進課税となっており、
年収4000万円超の人には最高で45%の所得税が課されます。
例えば年収700万円だと23%なので、約2倍の差があります。
一定の年収を超えれば稼いだお金の約半分が税金として徴収されるわけです。
税制の優遇が受けれない
加えて児童手当や配偶者控除などが大幅にカット、保育園の料金が高くなるなど、税制の優遇が受けれなかったり支払いの負担が大きくなります。
たくさん稼いでも手取りの金額をみると
「これだけしか残らない!?」と思ってしまう位です。
有価証券に投資する
では資産家になるには何をすればいいのか、誰でも実践できる方法を紹介します。
それは株式に投資することです。
株式投資と聞いて、ピンとこない人もいれば、拒否反応を示す人もいると思います。
そこで何故、株式投資が有効で、誰でも始められるのかについて述べていきます。
サラリーマンや公務員でも資産家はいる
社長や役員クラスの人だけでなく、一般のサラリーマンや公務員の人達も資産家はいます。
サラリーマンや公務員でも金融資産が1億円を超えてる人の特徴は、有価証券に投資をしていることです。
FXや暗号通貨、不動産投資で資産を築いたケースもあると思います。
株式投資が有効な理由は2つです
①税率は20.315%で一律
利益に対して税金は20.315%となっており、どれだけ儲けても最大で20.315%だけしか徴収されません。分離課税として扱われます。
株式で1億円儲けた場合税金は約2000万円ですが、
給料の場合、約4500万円が所得税になります。
NISA(少額投資非課税制度)を活用すれば最大5年間、利益に対して非課税となります。NISAは年間120万円までを非課税枠として利用出来ます。
②少額から投資が可能
まとまったお金がなくても株式投資は可能です。少額(1万円〜)を積み立てていく方法があります。
特にサラリーマン層で資産家が多い理由は、勤めている会社の持株会制度が影響しています。
持株会制度の特徴は毎月一定額を拠出し自社の株式を購入する方法です。
上がっている時も下がっている時も関係なく機械的に決められた日に購入します。
いわゆるドルコスト平均法です。
一般的に購入手数料はゼロ、買付金額に一定の奨励金が加算される特典があります。
一方で自社株制度は多大なリスクがあることも認識しないといけません。
(最大リスクは倒産。会社が倒産すれば、職を失い自社株の資産も失う)
結果論になりますが、世界的なグローバル優良企業に入社し現在も働いている定年間近の人達は、かなりの含み益を抱えているはずです。
個別企業の株式が不安なのであれば、日経平均やNYダウなどの代表指数に連動するETFという選択肢もあります。
詳しい説明は割愛しますが、ETFであれば資産がゼロになる(倒産)可能性をほぼ排除できます。
短期トレードは至難の業
短期売買(いわゆるトレーダー)はオススメできません。
今やアルゴリズム取引が主力となっていて、ごく少数の個人トレーダー以外稼ぐのは極めて困難であるといえます。
そもそも短期的な売買は投資よりも投機と呼ぶのが適切です。
余程自分の腕に自信のある人以外は中長期的なスタンスで投資すべきです。
バランスが大事
手元のお金全てを有価証券に投資すべきだと言っているわけではないです。
自分のポートフォリオに有価証券を組み入れることを実施すべきです。
他の資産とのバランスを考慮して、有価証券への比率を決めてみるといいでしょう。
行動していない人は理解していないのと同じ
今回の話の内容は目新しいものではありません。
金融機関に勤めている人や、投資経験のある人達からすれば、当たり前すぎて笑われるような内容かもしれません。
しかし資産家になるために、有価証券への投資が必要不可欠であることを認識している人は少ないと思っています。
本質を理解していても行動(投資)していなければ、理解していないと同じことだからです。
実際、証券会社に勤めている人の話を聞いても、社員で投資をしている人は半分位らしいです。
皆が皆、資産家になりたいと思っている訳ではないですが資本主義経済で生きている以上、資産を築くために投資をしないという選択肢は非効率だと思います。
まとめ
以前「日本のお金持ち〜年収と資産〜」についての記事を書きました。
この記事から分かるように、「年収が多い」と「日本を代表する資産家」であることは比例していないことが分かります。
日本に限らず、資本主義国であればどの国にも共通した話です。
超資産家と呼ばれる人達は、自ら会社を創業し自分の会社に対して投資を行っています。
起業し成功させることは、株式投資を始めるよりも遥かにハードルが高いことですが、本質的な考え方(投資をする)は基本的に同じです。
もちろん損をする可能性、ゼロになる可能性はあります。
しかし行動(投資)しない限り資産家にはなれません。
行動(投資)しましょう。