先日発売されたひろゆきさん(2ちゃんねる開設者)の著書「このままだと、日本に未来はないよね。」を読んで感じたことを書いています。
この本は、日本経済全体がどのような形で沈んでいくのか、沈みゆく日本で生き抜くためにはどうしたらいいのかを教えてくれます。
日本経済全体は、この先どうみても悪い方向に進んでいくと思います。
しかし、個人一人ひとりは考え方次第でいくらでも幸せに生きられるということを感じました。
10年以内に、日本の若者が暴動を起こす!?
日本は遠くない将来、大金を稼げる少数の人と、生活を支えるだけで精一杯の多数の人に分かれます。
確かにこの未来は間違いないでしょう。
日本は、高齢化が進む中で、長生きリスクを恐れて高齢者は消費をしません。
新しいことをする気力、体力もないので労働力もあまりありません。
ここが日本の人口のボリューム層です。
このことを認識している人が多いのでさらに消費をしません。
結局年金を食いつぶすのが一番良いという結論に至ります。
ただ、これは仕方のないことです。
私がもし、今60歳だったらこのような考え方になると思います。
民主主義ですから、多数決で方針が決まります。
誰も、「未来のために投資をして、今生きている人たちが損をする」ということは選びません。
日本が衰退する選択肢をみんなで選んでいるということですね。
よって日本経済全体が衰退していくという流れは日本の構造上当たり前です。
しかし、私たちはまだ若いので「はい。仕方ありませんね。」と納得できるわけがありません。
生活を支えるだけで精一杯の多数にならないよう、
今やらなければならないことがあると感じました。
もう一つ大きな問題を感じました。
日本は規制で「未来を捨てている」
海外ではドローンやセグウェイを街でふつうに見かけますが、日本ではどちらも規制されています。
新しい技術の開発や実証実験は海外に比べて遅れています。
結局、日本は「規制をかけることで何を失うのか」という副作用を見ていないということです。
規制という話でいくと、最近びっくりするようなことが起きています。
タクシー業界の話です。
タクシー約400台が経済産業省を取り囲んでライドシェア(所謂白タク)営業の解禁で自らの客を奪われることに反対の声を上げたというニュースです。
デモに参加しているのはタクシー400台と運転手等500人とのことです。
そのデモの参加者は、「頑張っている人の仕事がなくなってしまう」と言っています。
どんな仕事であっても、さらに良いものが出れば新しい仕事に取って変わられるのが資本主義です。
過去にも衰退していった産業は数え切れないほどあります。
ただ、その産業の人たちが頑張っていなかったわけではありません。
お互いが付加価値を高めて健全な競争をしてほしいと思います。
既得権益ばかりを主張して、それを国が許しているというのも日本経済が衰退してしまう要因の一つだと感じます。
予測するよりも「未来は自分でつくる」が最強
自分で未来をつくるということは、未来を見るってことと同義
スティーブ・ジョブズも「スマートフォンみたいなものをみんなが持ち歩くようになるよ」という未来を掲げて、自分でそれを売って歩いた
確かにその通りです。
未来を予測することは非常に難しいです。
今の世の中はスピードが速過ぎて、1年先の未来を予測するのも困難です。
自分で未来をつくるという思いで仕事をすることは非常に重要だと思います。
まとめ
他にも、様々な視点から日本の未来や世界情勢を予測されています。
もう高度経済成長期の日本ではないので、皆が国の成長を感じて豊かになるというのは無理だということを再認識させられました。
皆は無理ですが、個人ならいくらでもやりようはあるということです。