「人の目を気にしない」ということは簡単に聞こえますが、ほとんどの人が気にしてしまいます。
しかし、少し考え方を変えるだけで人の目を気にしなくなることは可能です。
今回はその考え方を紹介します。
人の目を気にすることで起こる悪影響
人の目を気にする人としない人というのは性格ではなく考え方です。
まず、ビジネスをしていく上で必要以上に人の目を気にすることで起こることをあげます。
・緊張してうまく発言が出来ない。
・積極的な行動が出来ない。行動が止まってしまう。
・落ち込んでしまう。
・失敗することが多くなる。
・ストレスが溜まる。
・被害妄想を持ってしまう。
人の目を気にして行動が止まってしまっていることはありませんか?
必要以上に人の目を気にしてストレスが溜まってしまっていることはありませんか?
私も人の目を気にし過ぎて行動が止まったり、落ち込んだり、ストレスが溜まったり、失敗した経験が山ほどあります。
これらのことは、人の目を気にしなければ起こりにくくすることは可能です。
そもそも誰もあなたの事など気にしていないということを知る
一番重要な考え方は、
「そもそも誰もあなたの事など気にしていないということを知る」
ということです。
他人は自分のことで精一杯です。
まず、自分の1日で考えている事を振り返ってみて下さい。
私の場合は、自分の数字、自分のお客様、自分の仕事の用意、自分の食事、自分の趣味・・・
1日のうち、他人のことを真剣に考えている時間はどれくらいですか?
正直ほとんどないですよね。
これが、他人の数字、他人のお客様、他人の仕事の用意、他人の食事、他人の趣味・・・という人はいないと思います。
ですので、他人が自分のことを考えている時間は、自分が思っているよりずっと少ないということを知らなければなりません。
失敗したことは反省して気にしない
よく失敗をひきずってしまい次の行動に移せない、または次の行動に支障がでる人がいます。
これも、「失敗したことは反省して気にしない」ことです。
退職しなければならないような、悪質な一発レッドカードのような失敗は別ですが、ほとんどの失敗は気にする必要がありません。
1ヶ月もすれば誰もそのことを覚えていません。
落ち込んでしまったり、ストレスが溜まったりするのは、ある失敗や物事が原因で他人から「悪い奴だ」「カッコ悪い」「情けない」等と思われているという思い込みからきています。
ほとんどの場合、実際にはそう思われていません。
なぜなら、他人のことはそれほど気にしていないからです。
人の感情は操作出来ないということを知る
自分の中で勝手に被害妄想が大きくなっていって、自分がしたこと以上に落ち込んでしまったり、ストレスが溜まってしまっているケースがよくあります。
そのときに、もう一つ重要な考え方が、
「人の感情は操作出来ないということを知る」ということです。
他人がどう思っているかということを長時間考えることは無意味です。
なぜなら他人の感情は操作することは出来ないからです。
そこに時間を費やしていても無駄です。
そもそも全員に好かれることは現実的ではありません。
操作出来るのは自分の行動だけです。
必要以上に人の目を気にして行動が止まってしまってしまう人の一番の原因は、
操作出来ない事(人の感情)を操作しようとしてしまっているという事です。
「人にどう思われるか」ではなく「自分が何をしたか」という風に評価基準を変えることが重要です。
先日引退されたイチローさんも、
「第三者の評価を意識した生き方はしたくない。自分が納得した生き方をしたい。」
と言っています。
あれほど世界から注目をされるイチローさんも、こういう思考が身についているから長年第一線で活動して、偉大な記録を残すことが出来たのだと思います。
まとめ
「人の目」は何も考えずに過ごしていると気になってしまい、自分にとって悪い影響が出ます。
改めて、「誰もあなたのことなど気にしていない」という事を知って、自分の行動に集中して下さい。