日本でカジノが誕生するのかどうか。
日に日に関心が高まっています。
2017年7月時点で、127ヶ国・地域でカジノは認められています。
例えば、アメリカ、オーストラリア、シンガポール、韓国などです。
カジノがもたらす効果・影響とは?
統合型リゾート(IR)実施法案
カジノ法案という呼ばれ方が一般的に感じますが、政府が使用している名称は「統合型リゾート実施法案」です。
統合型リゾートとは
統合型リゾート(とうごうがたリゾート、英称:Integrated Resort、略称:IR)とは、地方自治体の申請に基づきカジノの併設を認める区域を指定して設置される、国際会議場・展示施設などのMICE施設、ホテル、商業施設(ショッピングモール)、レストラン、劇場・映画館、アミューズメントパーク、スポーツ施設、温浴施設などと一体になった複合観光集客施設のこと。
引用 wikipedia
2010年にオープンした、シンガポールのマリーナベイサンズが良い例です。
シンガポールでは2005年にIR誘致を決定し、観光客誘致、消費、宿泊関連において、大きなプラス効果をもたらしています。
公共政策としての⽇本型IRに係る根本原則
単なるカジノ解禁ではなく、また、IR事業を認めるだけのものではなく、世界の⼈々を惹きつけるような我が国の魅⼒を⾼め、⼤⼈も⼦供も楽しめる新たな観光資源を創造するものでなければならない。
引用 首相官邸 特定複合観光施設区域整備法に係る説明会 説明資料
日本政府の考えはこのように述べられております。
どのような効果があるのでしょうか?
期待される事
・外国人旅行客の増加
・外国人旅行客の消費拡大
・滞在の長期化
・税収入の増加
・雇用の増加
懸念される事
・ギャンブル依存症の増加
・マネーロンダリング
・治安の悪化
どちらの影響が大きいのか?引き続き、今後の動向に注目です。
カジノ 韓国編
ここからは余談になりますが、韓国のカジノについて話をしたいと思います。
2017年、日本から270万人が韓国を訪れています。
アメリカ、中国に次ぐ、3番目です。
観光を目的に行く人、グルメを楽しみに行く人が大半かと思いますが、そんな人もちょっとした遊び感覚で、カジノを経験した事があると思います。
日本人でカジノの経験があるとしたら、おそらく、一番多い国は韓国ではないでしょうか。
現地ツアーにカジノ体験が用意されている事も要因の一つでしょう。
詳しく見ていきたいと思います。
入店ルールと特徴
・年齢制限があり、19歳未満は入店出来ません
・入店の際にはパスポートの提示を求められます
*パスポートの提示無しでは入ることはできません
・入場は無料です
・厳格なドレスコードはありません
・基本的に日本語が通じます
・平均最低賭け金は500ウォン〜5000ウォン(50円〜500円)です
・携帯やカメラの撮影はNGです
・24時間プレイ出来ます
ホテル
カジノはホテルの中に併設されています。ソウルの有名ホテルを紹介します。
ミレニアム・ソウル・ヒルトン(セブンラックカジノ)
日本人観光客が一番訪れた事のあるカジノかと思います。繁華街からアクセスが近いです。
カジノを目的とした日本人がたくさん訪れるホテル。私もカジノをする際はここでした。
2017年にオープンしたホテル。仁川国際空港のすぐ側です。
VIP待遇
私も過去10回程、カジノ目的で韓国を訪れています。
驚いたのは、カジノにいる客の8割から9割が、日本人だという事でした。
カジノ運営側の戦略として、常連や上得意に対するVIP待遇の存在があります。
いくつかの例を挙げます。
・空港からホテルまでを高級車で送迎
・ホテル内の高級レストランでの食事が無料
・滞在中の宿泊費が無料
・往復航空券無料
・定期的に行われる大会の招待状が来る
VIPになるには?
明確な基準は分かりませんが、それなりの金額を使うと、ホテル側のマネージャーと思われる人から声を掛けられます。
*参考:カジノ好きの私の知人は、毎回厚い待遇を受けています。
毎回100万円から200万円の軍資金を持参していました。
最初に換金した金額ではなく、滞在期間にベットしたトータルの金額や、プレイ時間をもとに基準を設けていると思われます。
これだけの好待遇が用意されている事に驚きました。
裏を返せば、カジノ運営はドル箱だという事です。
まとめ
人口減少が避けれない日本において、外国からの人・消費を誘致する動きは加速していくでしょう。
カジノ法案を含め、外国人を日本に呼び込む政策に注目をしていきましょう。