先日発売されたひろゆきさん(2ちゃんねる開設者)の著書「自分は自分、バカはバカ。」を読んで感じたことを書いています。

他人のことなんて、気にするだけ人生の無駄ということを実体験に基づいて教えてくれます。

職場などの生活圏、ネット、社会のいたるところに普遍的に存在する、「他人を攻撃する迷惑な人」と賢く距離を取り、スルーする方法が書かれています。

私も以前、【人の目を気にしない思考法】〜誰もあなたの事など気にしていない〜

の中で、

そもそも誰もあなたの事など気にしていないということを知る

人の感情は操作出来ないということを知る

という話をさせて頂きました。

私は、「人の目」は何も考えずに過ごしていると気になってしまい、自分にとって悪い影響が出ると考えています。

誰もあなたのことなど気にしていない」という事を知って、自分の行動に集中することが重要だと思っています。

ひろゆきさんも、他人の目をスルーすることを「スキル」と呼んでいます。

つまり、これはれっきとした技術です。

改めて人の目を気にするかしないかというのは性格などではありません。

このこと以外にも精神的な面で勉強になることが数多く書かれています。

最終的には、これからの日本や日本の職場についてまで話をしてくれています。

「自分だけがトクする」領域は広がり続けている

「自分だけがトクする」場面がたくさんある時代だからこそ、周りにいるバカな人、人を攻撃する迷惑な人をいかにムダに気にせずにいられるかが、自分の人生を幸せに生きる鍵だと思うのですよ。

その通りだと思います。

高度経済成長の時代、

企業は安定な雇用状態を、雇用される側は安定な生活状態を手に入れることができました。

企業からすれば、大量に物を生産するために企業に何の疑いも持たない兵隊が大量に必要でした。

雇用される側も、安定して賃金が毎年上がっていくので不満はなかったでしょう。

しかし、今はそういう時代ではありません。

テクノロジーの進化で急速に経済状況が変化し、グローバル化しているため、高度経済成長期のように日本の企業全体が景気の良い状況にありません。

時代の変化を予見し、変化に対応した企業のみが業績を伸ばし、変化に対応できずに衰退していく企業が多い状況です。

このような時代には、

「ほかの人ができない何か」を早めに見つけたほうがいいということです。

とはいえ、この「何か」というのは、特別な資格などといった目に見えるスキルとはかぎりません。

「メンタル」のような、目に見えないスキルも、「ほかの人にはできない何か」に十分、なりうるということです。

社会では「それっぽい提案ができるヤツが一人勝ちする」

勝負を決めるのは「正しさ」よりも「説得力」です。

「それっぽいことを言う」は、口からでまかせとはちょっと違います。

いかに相手に「もっともらしい」と思ってもらえるロジックを考えられるか、ということです。

大事なのは「合っている」かどうかではなくて、「それっぽい」「もっともらしい」理由を考えることができたかどうかだということです。

「何が正しいのか」よりも、経営者に「こいつの言っていることは説得力がある」と思われることのほうが大事でということです。

「モチベーション皆無」でも勝手にやる気が続く方法

勝手にやる気が続くと言うのは、

「今の動作」を続けたくなる本能を使いこなすということです。

やる気は、人間の脳内に存在するのではなくて、何かの行動をやっているうちに気分が乗ってくる、それをやる気が出たと認識しているにすぎないと言うことです。

人間には「自分が今やっている行為を続けようとする」性質があります。

イヤなことにはなかなか手をつけられないでついつい別のことをだらだら続けてしまいがちですけど、そのイヤなことをいったんやり始めたら、今度はそっちをやり続けてしまう。

このような体験は誰にもありますよね。

まとめ

自分は自分、他人は他人。ということを様々な視点から考察してくれています。

考え方次第で幸せに生きられることを教えてくれます。

※参考:ひろゆき(西村博之)『自分は自分、バカはバカ。』SBクリエイティブ株式会社