4月に入り新入社員が入社してきました。
緊張な面持ち、ぎこちない言葉遣い、見た目の若々しさ、すべてが新鮮です。
新入社員の姿を見て、自分はどんな気持ちで社会人になったのかを思い返す人も多いのではないでしょうか。
最近メディアで「新入社員」のキーワードを目にする機会が多く、その中には新入社員へのメッセージを込めた内容もありました。
その内容は社会への一歩を踏み出した人はもちろん、これから新たな一歩を踏み出そうとしている人にも参考になるはずです。
無理にがむしゃらになる必要はない
20代前半から後半にかけては人生で最も無心に頑張れる時期だと思う、この大切な「瞬間」を絶対無駄にしてほしくない
この言葉は2014年に青色LEDの発明でノーベル物理学賞を受賞した、天野浩さんの言葉です。
20代の頃は、後にノーベル物理学賞に繋がる研究に対し
「最初から命をかけてやる」と思っていたわけではなかったそうですが、がむしゃらに突っ走った時期だったそうです。
だからといって無理にがむしゃらになる必要もないとも言っています。
自分は何を欲しているのかを見つめる
・どうしてもやりたいことが見つからなくても、これは面白いから頑張ってみようというスタンスで精神的なバランスをとる
・人との調和を大事にしていく
こういう生き方もあると述べられています。
自分にとってどんなスタンスで仕事に取り組むのか、自分に合ったスタイルを模索し確立していくことが大切なのだと思います。
仕事に没頭しよう
意識を自分でも他人でもなく仕事そのものに向けること
この言葉はDeNA会長、南場智子さんの言葉です。
自身の外資系コンサルティング会社での経験から得た想いだとのことで、DeNAの行動規範にも掲げられています。
他人の成果や成長、そして自分の相対的な評価や自身の価値をどうしても気にしてしまうはずです。
それを気にせずに、目の前の仕事だけに集中してみるという発想はなかなか出来そうで出来ないものです。
一度発想をリセットし実践してみることで、仕事の楽しさや結果的な成果に繋がっていくのだと思います。
一度選んだ会社で夢中になって仕事することも大事
1つの会社で退職まで働く時代は終わりつつある。
会社の名刺やブランドがないと働けない人はAIなどと競合する人材になってしまう。
ただし一度選んだ会社でまずは夢中になって仕事することも大事。
3年〜5年と期限を決めてまずは仕事に没頭してみよう。
上記のように、これからの時代は働く上での考え方・スタイルは大きく変化します。
過去の発想のままでは、確実に取り残されていきます。
同じ会社ですっと働くという発想だと、なんだか窮屈な思いをしてしまいます。
また会社の看板の力に頼っていることが無意識の中で当たり前となり、個の力を磨くことを疎かになってしまいます。
いきなり起業やフリーランスを目指す人もいると思いますが、
難波さんが言うように年限を決めてまずは会社の中で働くことも、いい選択肢ではないでしょうか。
まとめ
私も20代を振り返ると、とにかくがむしゃらに仕事に没頭していました。
当時は、余計なことは考えず何事も全力を尽くすと心に誓っていたからです。
若さ故に出来たのだと思います。
しかし、ずっとがむしゃらに走り続けることなんて普通は出来ません。
まずは年限を決めて、とにかくがむしゃらになり、没頭すること。
最初はこれでいいと思います。
私もこの気持ちで、新たなスタートをきっていきます。