今日は平成最後の日です。
ジョージ・ソーンダースさんの「人生で大切なたったひとつのこと」を読み返しました。
平成最後の日になぜかまたこの本が気になりました。
この本を読むのはもう4度目です。
60ページほどの本なので、1回読むのに15分ほどで読めます。
人生で大切なたったひとつのこと
この本は、
ニューヨーク州の名門校の卒業式のスピーチの内容です。
ニューヨーク・タイムズ紙のウェブサイトにスピーチ原稿が掲載されると、たちまちアクセスが100万回を超え、世界中で反響を巻き起こしたそうです。
私は、最初にこの本を読んだときはあまり意味がわかりませんでした。
言葉はわかっても心が伝わってきませんでした。
やさしい人になりなさい
しかし、何度か読み返すうちに、重要な部分がわかってきます。
要は、「やさしい人になりなさい」ということです。
単純で当たり前に聞こえる言葉ですが、
この言葉の本質を出来るだけ早い段階で理解することは非常に重要です。
成功の条件はつねに新しくなります
正直最初は、
「何を当たり前のことを言っているんだ。というよりみんな自分のことばかり考えていて、本当にやさしい人なんているのだろうか?」
「やさしさなんて成功した後に考えることだ。」
と思っていました。
しかし、
成功の条件はつねに新しくなります(成功とは、登っていくにつれ、目の前で高くなり続ける山のようなものです)。そして、大事な問題が放っておかれたまま、あなたの人生のすべてが、「成功すること」だけになってしまう大きな危険があります。
というところを読んで、ハッと思うことがありました。
成功すればすべての不安から解放されるのでしょうか?
おそらく違うのでしょう。
同時にやさしくなければ意味がない
著者は成功に向かって懸命に行動することがいけないと言っているのではありません。
むしろそれは奨励しています。
重要なことは、「そのことと同時にやさしくなければ意味がないよ。」と言っているのです。
どれだけ頑張って成功しても、まわりから見たらやさしさがなければ「小さな人間」や「つまらない人間」にしか見えません。
著者は42年も前の出来事で、やさしさがたりなかったことが今でも頭から離れないそうです。
人生でもっとも後悔しているそうです。
やさしいひとになることは、実は、思ったより難しいです。
私は、30年ちょっとの人生ですが、振り返ってみると、「やさしかったとき」と「やさしくなかったとき」があります。
これはおそらく人間であれば全員そうでしょう。
例えば私が生涯を終えるであろう約50年後、生涯を終えるその瞬間に、「素晴らしい人生だった」と胸を張って言える人生にしていきたいものです。
まとめ
明日から令和という新しい時代が始まります。
この気持ちを忘れずに様々なことにチャレンジしていきたいと思います。