今回はインバウンドについて、直近の体験を交えて紹介します。
特に大阪の訪日外国人の伸び率は凄まじいものがあります。
なぜ、世界の人々が大阪に来たがるのかを体験してきました。
インバウンド
先日、数年ぶりに大阪に訪問した際、街が外国人であふれかえっていることに非常に驚きました。
日本全体でも訪日外国人の数が増えていることは周知の事実ですが、大阪のそれは凄まじいものがあると感じました。
米マスターカードのレポートによると、2009年から2016年にかけて、世界で最も海外旅行者数の年平均増加率が大きかった都市は大阪だそうです。
年平均+24%で外国人観光客が増加し続けています。
訪日外国人の数
2018年の訪日外国人の数は、3,119万人と前年比8.7%増で大台の3,000万人を超えました。
2009年の訪日外国人の数は、678万人でしたので、10年で4.6倍になりました。
訪日外国人消費動向
また、訪日外国人旅行消費額(速報)は過去最高の4.5兆円になりました。
2012年の1.1兆円以降7年連続対前年増を継続しています。
日本政府の方針
政府は、2016年3月30日に「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」を開き、訪日外国人観光客数の目標人数を、2020年に4,000万人、2030年に6,000万人にすることを決めました。
安倍首相が掲げる名目国内総生産(GDP)600兆円の達成に向け、観光施策をその起爆剤にしたいという考えです。
大阪の魅力
これからも訪日外国人の数は増えていくことでしょう。
その中でも、なぜ大阪に多くの訪日外国人観光客が来るのでしょうか?
大阪府をあげて訪日観光客が快適に観光できるようインターネット環境を整えていることに加え、食文化や観光スポットの多さがあげられると思います。
移動手段もどんどん便利になっています。
DiDi
タクシー配車アプリ「DiDi」が、2018年9月27日から大阪でサービス開始になっています。
私もアプリをインストールし、クレジットカードも登録して使用しましたが、非常に使い勝手がいいです。
アプリを開くと自分の近くにタクシーがいるかすぐわかりますし、何分で来るかも表示されます。
運転手の名前と車のナンバーも表示されているので来たらすぐわかるようになっています。
中国で中国版「DiDi」を利用している方は、ローミング機能によって中国版「DiDi」をそのまま日本で利用することが出来ます。
訪日外国人に対応する際の言語や決済に関わる課題の解決にも貢献しています。
運転手の方に、「大阪には数年ぶりに来ましたが、訪日外国人の数が凄いですね。」と言うと、「ここ2、3年で一気に増えましたよ。「梅田」や「なんば」はもはや外国ですね。」とのことでした。
大阪万博
2025年大阪万博も決定しています。1970年以来55年ぶりの開催となります。
経済効果は2兆円と試算されております。
2020年に東京オリンピックがありますが、その後の重要イベントとして位置付けられています。
予定地は、大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)となっており、カジノの誘致にも動いています。
まとめ
インバウンドはこれからも加速していく外せないテーマだと思います。
メディアで聞いてなんとなく凄いと言うのはわかっていましたが、実際に目で見て、体験することが重要であると改めて感じさせられました。